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だいたいいつもごろごろしています。

最近はミュージカル沼俳優沼にも住んでいるジャニヲタ(事務所担寄り手越担)社会人OLの日常とヲタ活についての雑記です

【細かく感想/ラストねたばれ含】デスノート ザ・ミュージカル (DEATH NOTE THE MUSICAL)

デスミュの大まかな感想を書いてから、細かい感想も書くぞ、と思っていたのにもう1か月経っていた。何と…。大千秋楽までには書いておこうと思ったのに。

今更すぎますが、デスミュのラストネタバレ含む感想メモをブログにまとめておこうと思いますw(といいながらかなり雑多なメモとなっておりますがw)

ラスト知りたくない!という方がいたら読まないでください><

責任は負いかねます!><

あらすじは割愛。ネタバレ含まない全体の感想については良かったら以前の記事をご覧くださいませ(【大まかに感想】デスノート ザ・ミュージカル (DEATH NOTE THE MUSICAL) - だいたいいつもごろごろしています。

 

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というわけでデスミュのラストについて。

漫画のラスト、アニメのラスト、映画のラスト、デスノートの物語の終わり方はどれも違うものだっただけに「ミュージカルだとどういう風におわるんだろう?」とこれまでにデスノートを観ていた私にとっては最大の関心事だった。

 

デスミュのラストは、簡潔に言うと月がレムを操ってLをデスノートで殺させた後(Lがピストルで自害する形で殺す。)、リュークに「もう飽きちゃったんだ」とノートに名前をその場で書かれて月は心臓麻痺で死にます。

 

初見は「え、あ、まじか・・・(呆然)」となりました。普通にリュークに殺されるとかちょっ、えっ…(漫画でやられたらわりと萎える終わり方…。)と、なりまして。ま~あ腑に落ちなかったのですが。ぐるぐる考えたら3時間で完結させるならこれがきれいな終わり方なのかもなぁ、と納得しました。ニアメロの影は一切でてこない終わり方。

漫画、アニメはスタイリッシュさが目立っていたけれど、”自分を神だと勘違いした青年が普通の人間同様に死ぬ無様さ、哀れさ”がミュージカル版では強調されていた。そうか、人間ドラマとして描きたかったのか、と思うとわりとすんなり受け入れられました。

DEATH NOTE』の話が苦手、と言っていた知人がいるのですが、それはなぜかというと人がいっぱい死ぬ話が苦手だということでした。ですが、デスノートのミュージカルは人がたくさん殺される云々はあんまり気にならないんじゃないかな。簡単に人を傷つける、痛みを感じることなく傷つけることに対する警鐘では。

 

というか「正義とは何か、悪とは何か」という一貫したテーマを軸に人間ドラマとして描かれていたから、3回(わたしにとっては多い)もみてしまったしよかったなぁ、と思えたのかもしれない。

 

リュークは退屈だったからデスノートを落として人間で遊んでやろう、と思っていただけ。Lが死んだ直後「ぼくの勝ちだ、これからまた2人で始めていこう」と月が言うのに対して「ノートに人の名前を書いて死ぬのを待つ、また毎日毎日おんなじことの繰り返し。退屈だよ。」とリュークが言い、月の名前を書く。

「いやだ死にたくない」とのたうちまわりながら、40秒が刻まれて月が息を引き取るシーンは本当に浦井月も柿澤月も息をのみました。浦井月は漫画のスタイリッシュさがミュージカルにも引き継がれていたし(ビジュアルが完璧!!)、柿澤月は浦井月よりだいぶ人間くささ(純粋に自分の正義を信じる優秀な青年がデスノートによって変化してしまった感じ)があった。人間くささが強い柿澤月の最期は本当にみているこちらが苦しくて苦しくて仕方なかった。息が出来なかった。

 

息をひきとった月の顔をゆさぶりながら(最初のほうはなかったみたいですね、このゆさぶり。)最後にリューク

「なんにものこんねぇものが一番つまんねぇんだよ。」(台詞の微妙なまちがいはおゆるしください)と言い放ち、死んだライトの左胸の内ポケットからリンゴを取り出す。しかも手をねじりながらえぐるように取り出すのだ。それまで、ライトがリンゴを持ち歩いている描写はないし、リンゴを渡す描写もない。あまりにも、不自然すぎる。黒を基調とした舞台に浮かび上がる赤。「あぁ、心臓だ」とハッとした。ぞくっとした。終始吉田鋼太郎さんのリュークの存在感がすさまじかった。

 

そしてやたら最後のリュークの台詞が終演後も脳内にエコーしていたのだけれど「この台詞に対して私たち観客は『それはちがう!!なにいってんだお前!説教してやるからそこ座れ?!』(みたひとにはわかるネタw)って舞台上にずかずか上がってリュークの胸倉掴む勢いで(w)真っ向から否定しなきゃいけないんだな」と考えたりしてた。

星の王子さま』の「大切なものは目に見えないんだよ」というフレーズを信じて私は生きているのだけど、実際この好きだなぁと思ったデスミュの舞台だって映像はどっかで(わたしたちの手元には残りませんがね☆☆^^)残っているかもしれないし録音盤のCDは手元に残るかもしれない、再演もありそうですし再現は可能かもしれないけど、2015年4月に上演されていたこの舞台自体の空気感、空間はまるっと保存できない。なんにも残っていないのです。でも面白いと思ったのは確かで記憶の中には生き続けている。それは人間も同じ。むしろこの刹那的だからこそ今を大事にするのであって、それが面白いのであって。消えるからこそ、死ぬからこそ”生きる”ということに焦点があたる。人間っておもしろいな、と思うんだよね、と。村上春樹は苦手だけど、「生と死は対局にあるのではなくて生の延長線上に死がある」(曖昧、ノルウェイの森だったかな)ってフレーズだけは好きなのですが、終わりがあるからこそ生の輪郭がはっきりするんだよね。

と、上述したフレーズを思い出しつつ、そんなことをぽろぽろとラストに思ったのでした。

 

結局月は自分を神だと勘違いしていた。でも月を神にしたのは群衆。”キラ”として崇めたから月は思いあがった。

ちょっと話はずれるけどこの舞台で描かれる群衆は現代日本の皮肉にもなっているのが印象的だった。人が殺されたニュースで一瞬わいわいするもまたみんながスマホに目を落としすぐばらばらと各々歩き出す。すぐに忘れる群衆。

だからなんだ、って感じだけどとてもお世話になった大学のゼミの教授が「君たちが僕のことを『教師』だと勘違いしてくれたから僕はこうやって教師としていれたんです」とおっしゃっていたことが思い出されました。

あと、3月におなじ日生劇場で観劇した『十二夜』も思い出した。マルヴォ―リオが悪とされるのは自分にふさわしい地位を勘違いしていたから。月も自分にふさわしい地位を勘違いしたから死んだんだなって。デスノートを使って人をごまんと殺した月。簡単に人を傷つける、痛みを感じることなく傷つける現代人に対する警鐘としてもこの作品を描きたかったのかなとそんなことを推測しました。

 

と。以上デスミュラストについての感想。

2人の月とか小池Lさん超よかったこととかLと月の関係とか一番好きなシーンについてとかミサミサとレムの関係とか夜神親子についてとか月とリュークのアドリブ楽しすぎたふぇ~~~~とか柿澤さんと徹平君のアフタートークいろいろ書き残しておきたいのですが、

今回はラストについて特に書き記しておきたかったのでここまでにします。長くなってしまった…。

でも記憶が完全に薄れる前に残しておきたいなぁと思うのでまたぽつりぽつりと書くかもしれないです。

 

 

 

~~~最後に自分メモに残ってたことを脈絡もなく書いておく。メモ書き~~~

・ラスト、結局Lも月も同じ倉庫内で死ぬわけで2人が舞台に倒れている状態(直線状に2人にライトが当たっている。)でアンサンブルが『鎮魂歌』を歌って終わるんだけど、ちょっといやぜんぜん違うけど”心中”っぽさを感じてしまって、これは…BとL案件なのでは?!?!?!と心がざわざわしました。←

数年前に嵐の大野さんと生田斗真のドラマ『魔王』のラスト(みてないけどドラマ『ウロボロス』も似た終わり方だったんです??)を思い出しました。似てたと思ったんだが…似てませんでした?!敵対しながらも最後寄り添って亡くなる感が…。

 

・最近柿澤勇人さんのことがごひいきになってきてしまったので(5月末FCに入会しました^^☆←そろそろまじで節操ない)、公平な目で見れてないと思うのですが…柿澤さんの月は浦井さんが演じられた月よりも好きなんだよなぁ。(名古屋の浦井月さんは柿澤月要素もあったとツイッターで拝見したのですが?!)

初見はあれ、こんなに月って幼稚だったっけ;・・・となったけれども…

また2人の月について触れたいな~。記憶が完全に薄れないうちに。

 

・俳優さんに関する記憶なくして観たかった。誰がいちばん印象残るかな~と思うと絶対リュークだよなぁ。2回目の柿月をほぼキャストのことを知らない友人と見たのですが「吉田さんがどっしり構えているからみんなのびのびできているカンジ、主演の人鍛えられてる感じがした。(アドリブのシーンみて)吉田さんやさしい!吉田さんみたいな上司になりたい」と言ってました。笑

物語自体もリュークがいないとなにもはじまらないしね。

 

リュークは『十二夜』でいう道化のフェステと似てる。狂言回しで一人だけ全部のものごとがわかっている。

道化がなんとなくもの悲しさをおびているのは”中の人”(渦中の人)じゃないからだ。って私は思ってるのだけどリュークもそこは同じではないかな。