だいたいいつもごろごろしています。

映画演劇アイドルなど好きな社会人OLの日常と作品の感想などについての記録です('ω')

【ざっといまさら感想】滝沢歌舞伎10thAnniversary(5/9夜)

○5/9 夜の部滝沢歌舞伎 感想

初めての滝沢歌舞伎。10周年という節目にようやっと観れたわけです。いちおうジャニオタ名乗るには見ておかなきゃいけないかなと思ってチケットを取りまして。wDVDなどの映像でもみたことなかったし、予備知識もなく本当に今回が初見。ただ「タッキーのすごさに圧倒されればいいんだよね(*´▽`*)」 という気持ちで観に行きました。

 

まあああ興奮したよね。久しぶりに純粋に楽しめたジャニーズ現場!!!これぞジャニーズやで!ザ・ジャニーズ!というのを見せつけられた。(これの前の現場がセクファミコンだったというのもある・・・)

伝統芸能の歌舞伎のいいとこどりして太鼓やってダンスして書道やってローラースケートやって、アイドルらしくおちゃらけて歌って踊って・・・、地味な(少し華やかな演目もあるけど)日本伝統芸能を派手に華やかなエンターテイメントに昇華しているショーだった。絶対外人ウケするな~って思いました。Wow!Cool Japan!!Fuu ってなりそう。うん。w

ってか狙いに来てるよね?wオリンピック。シンガポール公演に向けてなのかもしれないけどジュニアの子の中学3年ぐらいの英語のスピーキングテストかwっていう英語の解説?が間に挟まれてるあたりwお勉強がんばってwとなるやつw

 

まずオープニング。

おなじみ「春の踊りはよぉーいやさー!」で滝沢ワールドに入国。(?)

なに、よぉーいやさーって…。何が起きるの…。とそんなこと考えさせる暇もなくフライング。タッキーの安定感たるや。かっこよさたるや。長年0番に立ってる人は違う。しっかりしてるし、ぱっと目を離したすきに2階席にいてそこからまたフライング。

ヒロムの「お客様を1秒たりとも飽きさせない」精神を思い出したしそのとおりすぎて震えた冒頭でした。

 

そもそもジャニーズ舞台ってわりと混沌としていて狂気じみてると思うのですが笑 初代ジャニワの混沌ぶりと比べると整然とした混沌というか。w 10年積み上げられていくとこうも混沌としつつもまとまりが生まれてきれいになるのだな!となりました。(矛盾)

それぞれまとまりはあるけどやはり混沌とはしてるエンターテイメントショーではあるので思考を放棄して楽しめた。「考えるな、感じろ」だな、これ。。。と思ってwだって、急に脈絡なく「きれいはきたない、きたないはきれい」うんぬん言われたら…ねぇ?考えてはだめだよね…。

 

と、いろんな演目をいいとこどりしてやるわけだけど

(鼠小僧、白浪五人男(Jr.の口上)、お七(タッキーの美しいこと美しいこと)、忠臣蔵義経(これも好きですが)・・・)

その中でも一番楽しかったのは鼠小僧

追っ手がタッキー扮する鼠小僧からの手紙を持っている最前列のお客さんに読んでみろ!って振るのだけど、今回妙齢の女性でして。「うわぁやめてたまげたひいいとんでもない」的な(ニュアンス)リアクションをとりやりとり長くなるわ手紙よむときも「キスマイフットツー」が読めず、「キスマイ、とっつー」と言ってしまいみんなズコー――ッとなる場面がありww神が降臨してた、笑。それをみんなでフォローしてる感じも面白かったです。素人に絡むのたのしい。(たまにいらつくこともあるけど今回は楽しめてよかった。)

そして最後に「かくまってくれてありがとう、これはお礼だ!」って大量の小判が客席に落ちてくるという演出wwwwこれはよい。楽しい。幕間に通路まで小判を取りに行ってしまった。(ちょっといい金色の紙を小判型に切り取ったものでしたw)

 

また歌舞伎演目とは別にこれだけのためにお金出せるわ…と思ったのは腹筋太鼓

実に脈絡なく始まる太鼓。w

最初普通にみんな(タッキーも)太鼓叩いている→気づくとジュニアみんな仰向けに寝そべり、足のほうに太鼓がある形。→雄叫び…。→腹筋体勢を維持して太鼓をたたく→気づくと中央のタッキーがたつ台は高くなり逆さにつられる形(足は固定されている)で太鼓を叩いている…

 

えっ!!!w

となりまして。ふつうにびっくりしてしまった。みなさん苦悶の表情で太鼓をたたき続けるわけ。しかもなぜかみんな上裸なわけ。ぐぬぬぬって逆さ状態で太鼓を叩くタッキーなわけ。タッキーはええ体してるけどたまに「あっ…」って細い子もいるわけw。

 

意味がわからない…!!でもすごい!!!がんばれ!!!意味わかんないけど!!!って見ててなるよね。

こちらが頼んでいないのにあえて、あえて苦しい方向をなぜ選ぶのだ…この人たちはなぜ上裸で腹筋太鼓をしているんだろう、こんなことする必要あるのかと考えてしまって。きっと意味なんてないんだろうなわからなくていいんだなと思ってしまい(あったらごめんなさい)すごい哲学だなと思いました。。。とにかく圧倒された。最高に狂気を感じた瞬間だった。

ちょっと話ずれるけど『滝沢歌舞伎』見る1週間ぐらいまえに映画『セッション』を見たのですが、あれもジャズドラマーとしてただ他のものには目もくれず高みを目指す若者とそれを鼓舞する教師の話で、ただならぬ狂気を感じて衝撃を受けたのですね。今回の腹筋太鼓はそれ以上の狂気を感じてしまった。

セッションはあくまでフィクション(ただ俳優が役の仮面をつけてぶつかっていることは確か)だけどこれはリアルなんだな、と思ったら超ぞくぞくが走る。

アイドルってすごいなぁ。生身で客にぶつかってくるんだなと思った。

 

そして私が観た回じゃないけど滝沢一座(歌舞伎の化粧をみんなで並んでする)の場面で「このボタンを押すとどうなる?」大喜利でだれかが「演目が全部『腹筋太鼓』になる!」と言ったのに対して「じゃあマッスルミュージカルみにいけよ」といった薮くんが最高に薮くんでいいなと思いました。笑

 とりあえず腹筋太鼓みるためだけにDVD出たら買おうかな。笑

 

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と、以上のように非常に『滝沢歌舞伎』を楽しんできたわけです。

本当にこれはジャニーズにしか生み出せない舞台だった。唯一無二。担当の子とか推しているタレントがいないけど、いなかったからこそ手放しに楽しめたのかなぁ。超元気出たよ。

 

他のJ舞台と雰囲気が違う気がしたのは劇場が新橋演舞場だけに松竹友の会会員様かな?っていうおじいさまおばあさまが見に来てる点かしら。滝沢歌舞伎の空間の異様さ()が増してていいと思うw 歌舞伎のシーンで大向こうがかかるのは演出? それともほんとにかけている方がいいるの?と気になりました。

とにかくもう激熱だ~~~~~~!!!最高!ジャニーズ最高!滝様最高!となれたのは本当によかった。殿に謁見できてよかった。殿がジャニーズでいてくれて、後輩に慕われる先輩でほんとうによかった。すのーまんもキタミツもやぶくんも他ジュニアもみれてよかった。

また来年も見に行きたいです。